お年玉の由来

2020年12月29日 11:11 am

お年玉の存在は知っているけど、由来を知っている人は少ないのではないでしょうか。お年玉といえばお正月に子どもたちが楽しみにしている一大イベントです。子どもや孫に由来を言えたらカッコいいですね。

 

お年玉は元々お餅をもらっていた事はご存じでしょうか。一番有力な説とされているのは各家庭で祀られていた歳徳神(としとくじん)年始年末に五穀豊穣を祈り祀った神様「歳神(としがみ)」さまが丸餅(鏡餅)に魂を込めて帰られることから「歳神さまの魂(の玉)」を“としだま”とし、歳神さまのお下がりのお餅を家長が家族や奉公人に分け与え一年の健康と豊作にあやかっていた説があります。他には一年の最初に賜るものとして「年賜(としたま)」とした諸説が主な由来といわれています。

 

江戸時代から庶民にお年玉が浸透して昭和までお年玉の風習は続いていたようですが、昭和30年ごろから高度経済成長期の影響でお餅や品物から現金を渡すようになっていったそうで、お金をお年玉袋に入れる際にもマナーがあるようです。

  • お札は表が肖像画がなので左➡右の順で三つ折りし、表が上になるよう袋に入れましょう。
  • 硬貨は表が図柄、裏が数字で額面が描かれているので、図柄を表になるよう袋に入れましょう。

 

2021年は世界中の人々に笑顔が戻りますよう心からお祈り申し上げます。

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